先日は、マイナス10度を記録し、あまりの寒さに極寒の地ドイツでの洗礼を受けた気がしました。
もはや、おしゃれはどうでもいいからとにかく寒くない恰好をしなければと思いました。
今日は寒さの厳しいドイツで、ドイツ人はどんな服装の傾向があるのか、ご紹介したいと思います。
機能性大事
厳しい寒さの冬は、特に機能性を大切にしている気がします。防寒しないと、凍えますからね。おしゃれは二の次。
とは言っても、アメリカからドイツに渡った私には、ドイツ人はきちっとした格好をしていると感心しました。
アメリカでは、スウェット、レギンス、パジャマに見えるような恰好でも大丈夫。コートを着る人はあまりいなくて、カジュアルジャケットが多く、むしろきちんとした格好だと浮きます。(私が住んでいた地域の傾向かもしれません。)
自転車大好きなドイツ人は自転車にも乗りやすい恰好。可愛い服より、雨対策、寒さや動きやすさ機能性重視といった印象です。
女性も、スカートよりもパンツの方が多いです。(アメリカよりはスカート率が高いと感じました。)
頭も冷えないようにニット帽をかぶっている人も多いです。
アメリカの超楽な恰好よりは、もう少し日本寄りだけど、おしゃれより機能性重視な傾向があると思います。
色はベーシック
機能性重視の方が多いので、色もベーシックカラーを多く見かけます。
ダウンコートなどは、やはり黒やグレーなどのベーシックカラーが多いので自然と皆ベーシックカラーになります。
靴も防寒重視。底が厚めのブーツが多く、ヒールで歩く人は見かけません。
夏でも、似たような色が多いと思いましたが、時々派手な色、蛍光色などをポイントに使っている人も見かけました。
厳しい冬以外は、ファッションを楽しむ人も多少いると思います。
それでも、やはり日本のような可愛いファッションはほぼ見かけませんでした。
トレンディな服装というのも、あまりありません。
日本では、シーズン毎にトレンドの服や色が変わりますが、そういう傾向はありません。
若者のファッション傾向
若者はというと、アメリカと似ていてカジュアルです。
スウェット、デニム、ダウンジャケットなどシンプルで楽な恰好をよく見かけます。
日本の若者程、トレンドがない気がします。
バックパックは大人気
日本と違うのは、バックパックが大好き。とにかくバックパック派が多いです。
自転車に乗る人が多いし、両手が開くから機能的ですよね。
大人も若者も子供もバックパックを使う人本当に多い。
そして、シンプルで、普段の服にも合わせやすいデザインが豊富だなと思いました。
日本では、ママさんや旅行や遠出、荷物が多い時以外、街の中でバックパックで行動する大人(特に女性)はさほど見かけませんよね。
まとめ
ドイツでは、日本ほど他人の目が気にならないので、基本的に好きな恰好をしていれば良いと思いますが、あまり華やかだったり可愛い恰好だと浮いてしまう気がします。
エコ意識が高いドイツでは、日本ほど服をとっかえひっかえする傾向はなく、あまり商売っ気を感じないです。
郷に入っては郷に従えで、現地の日本人もシンプルな服装の方が多いです。
冬にドイツを訪れるのなら、防寒だけは絶対条件です。とはいえ、建物の中は暖かいので、外で着るダウンと、靴は特にご注意下さいね。
ヨーロッパの他の国ではまた違った傾向があるかと思うので、気候や国民性が出て面白いですね。